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はこぶねの家が出来るまで
コンセプト (2009年11月)
東京都下の閑静な住宅地に計画地はあります。
東南の方向にある大きな樹木がとてもインパクトがあり、この樹木を眺めて暮らせるL型の家を計画しました。これから人生を組み立てていく若いご夫婦の為に、様々な使い方が出来るような間取りを提案しています。
「はこぶねの家」とは
家とは、施主の家族を乗せて、時間という川を渡っていく船である。
多くの危険が待ち受けている外社会から家族を守り、心底リラックスできる場所になって欲しい。そんな願いが込められています。
地盤改良  (2010年5月7日)
SS試験で地盤調査を行った結果、あまり深くない場所に若干弱い層がありました。
今まで畑として使われていた事も考慮して、表層改良を選択。
固い地層までの間の土に凝固材をまぜながら改良していく方法で、弱い層が浅い場合に選択される。改良後の地盤は、手では掘れないほど固くなります。
砂利敷きの上 防湿シート  (5月18日)
周りに見える板が水盛りヤリ方。建物の高さと位置の基準を出す。
地盤改良の後、砂利を敷いて基礎の形状を整えた上に防湿シートを敷きます。
捨てコンクリート打ち (5月21日)
防湿シートを敷いて上に、捨てコンクリート(30mm)を打ちます。
この後、配筋をしていくのですが、その時に高さや位置の基準をこの上に出していきます。
配筋 (5月28日)
捨てコンクリートの上に、鉄筋を配筋していきます。
ベタ基礎という形状の基礎で、ベースの配筋はD-13@250です。
D-13とは鉄筋の太さを表わし、@250は鉄筋の間隔を意味します。
ベース、立ち上りを同時に打設するので、鋼製の型枠が組まれていて、アンカーボルトも設置されています。
コンクリート打ち (5月29日)
ベースのコンクリートと立ち上りのコンクリートを分けて打設する事も多いですが、今回は同時に打設します。
隅々までコンクリートがまわるように慎重に作業を進めていきます。
この後、上棟まで約3週間、コンクリートを養生をします。
基礎工事完成 (6月7日)
型枠を外して基礎の完成です。クラックやジャンカもなく綺麗に打ち上がりました。
上部に見える短いボルトは、土台と基礎をつなぎ、長いボルトはホールダウンアンカーで基礎と柱をつなぎます。上棟まであと10日ほど。このまま養生します。
土台敷き (6月16日)
基礎の立上りの上に木材(土台)をのせて、アンカーボルトで固定します。
土台は12p×12p(通常は10.5p×10.5pが多い)で、国産の桧ムク材を使用しています。昔から水周りなどに使われていて、土台には最も適した材料です。
周りには足場が建てられていますが、現在はレッカー車を使って骨組みを建てていくので、このように先行足場(足場を先に建てること)が多くなりました。
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