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はこぶねの家が出来るまで
外壁 (2010年9月29日)
外壁はケイソウ土を塗って仕上げます。本来、平らに美しく壁を仕上げる事が良い職人さんなのですが、無理を言ってワザと荒い仕上げにしてもらっています。
土の質感が感じられて全体的にあたたかいイメージの外壁に仕上がりました。
これで足場が外れ、外部の設備工事等が出来るようになりますので、引き渡しに向けてラストスパートです。全景は完成写真をお楽しみに。
造りつけ洗面 (10月2日)
足場が外れる頃になると内装工事も大詰め。
壁仕上げの後は設備器具を取り付けます。(UBは早い時期に設置済み)
写真は1階の洗面/トイレですが、この洗面は木で下地を造った上に、防水してクラッシュタイルを貼りました。世界に一つしかない洗面です。
毎日使う洗面所が楽しいスペースになるように施主と考えました。壁面収納や吊戸棚を設ける事によって生活用品が収納できるようにしてあります。
玄関 (10月5日)
玄関の床にもタイルが貼られました。
4色の明るい色のタイルを混ぜて貼ってありますが、テラコッタ風のタイルなのであまり派手にはならなく、明るくて可愛らしい玄関になりました。
壁には造り付けの棚(本棚)も杉の厚板を加工して大工さんに造ってもらいました。
キッチン (10月6日)
キッチンメーカーのシステムキッチンも良いですが、これは世界に1つしかないオリジナルキッチンです。ステンレス製のカウンターは寸法を指定して製作。
下の木箱は大工さんの製作です。
食器やコンロを設置して、水栓、排水をつないで完成です。
照明 (10月8日)
設備器具と同じ項に照明器具も設置されます。
天井に見えるのは、ダクトレールに取り付けられたスポットライトと、梁の下に付けられたペンダント型の照明です。高さなどは実際に現場で調整しながら取り付けていきます。
建具 (10月8日)
建具は杉のムク板をタテ貼りにした建具を職人さんに造ってもらいました。
最近は建具もカタログから既製品を選ぶ事が多いようですが、プリント合板と違って本物は風合いが違います。周りの壁も杉板ですので、今は白い所も目立ちますが、日が経つにつれ美しいアメ色に変化してきます。古くなっていくのが楽しみなのが良いです。
スイッチ、コントローラー (10月10日)
各スイッチやコントローラーが取り付けられると、工事も大詰めです。
この後は作動検査等をして設備は完了。
養生シートを外してクリーニングをした後、役所の完了検査、施主立ち会い検査を行い、是正が完了したら引き渡し、引越しとなります。
完成検査 (10月16日)
10/15に法定の完了検査を受けて無事合格。
16日に完成検査を施主立ち会いで行いました。建物が図面通り、自分達の考えていた通りになっているか、目立つキズはないか。新たに棚などを追加したり、鍵の引き渡し前の最終確認を施主、設計者、施工者立ち会いの上で行い、追加金額の取り決めをします。
引越しの日取り、ガス電気、水道、TV(ケーブルTV等)などの話も確認して終了です。
施工者は是正工事,追加工事を引き渡しまでに行い、その確認をして設計監理業務は終了になります。

完成像はこちら
2010年5月にスタートした「はこぶねの家が出来るまで」は10月16日をもって終了致しました。
この企画にご協力いただいた施主様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
そして、良い出会いだった事を大変嬉しく思います。

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