入間S邸　～　山田　建築研究所　～

入間S邸

大きな区画で、環境の良い住宅街。
「道路つき当たりの目立つ場所で、施主が大工さん」という条件の中に提案した建物

正面外観

片流れの大屋根を掛けた外観。最初に話をした時に浮かんだイメージをデザインした。外構で植栽が大きく育つのが楽しみであり、それが建物の完成である。

リビング

リビングは大屋根の形そのままの吹き抜け空間。最大約5ｍの高さがある。右側にはウッドデッキに出る掃き出し窓があり、正面からのデザインのポイントにもなっている。

吹板よりリビングを見る

2階の廊下から覗くと、キッチンの上から奥のＴＶ台まで大屋根のもと、大空間が広がっている。右側の出窓の上は小窓が6か所、3角形に配置。ＴＶ台の奥は和室と納戸が隠れている。

和室

リビングのＴＶ台の横の扉を開くと和室。3帖だが、客間として、隠れ部屋として十分な空間である。赤く見えるのは床の間をイメージした飾棚で、下には布団がしまえる押入れ。

事務所

趣味の事務局にもなる奥さんの書斎。奥の壁はＲになっており、上部に見えるのは廊下の明り取りにもなるステンドグラス。

二階洗面

赤ちゃんが入ってしまうほどの大きい洗面が、木製のカウンターにのっている。白いタイルに、ピンクのボーダーが華やかさを演出。

一階洗面

造り付けの洗面化粧台。全てタイルで造ると、目地の汚れなどが気になるので、カウンターには人造大理石を使用。その他の部分はガラスモザイクで仕上げている。カウンター下は木製の扉を付けて収納に。つまみは堀金物でアイアン製。

一階トイレ

タンクレストイレのモダンなイメージに合うひし形の輸入品タイル。ダークブラウンに塗られた木製の手洗いカウンターに陶器製のボールが埋め込まれている。